2001/4/29
織田記念
朝原宣治のレース後コメント

Q.今日の走りは?
朝原 予選はそんなによくありませんでしたが、決勝は少しは集中できました。でも、30〜40mの間で、体がうまく運べず、後半にもつながりませんでした。アメリカから帰国して調整らしい調整もせず、サーキットで徐々に調子を上げてきました。
Q.アメリカではどんなことを?
朝原 室内の前から新しいことを本格的にやり始めました。技術的なこと、トレーニングのパターン、レースの仕方などです。これまでとは違うやり方で、自分で納得してやっています。
Q.戸惑うことが多いのか、プラスになると感じることが多いのか。
朝原 戸惑いが増えた部分もありますが、どっちかというと知らなかったことを吸収できていると思います。練習では徐々に。スタートから加速の段階が、微妙に変わってきています。
Q.それはコーチの方からの指示なのか、自分の中で変わってきたのか?
朝原 両方ですね。まず、コーチに見てもらって(意見を言ってもらい)、その中で自分なりに考えて、コーチの言うことと自分(の考え)が重なるようになっています。
Q.一番のポイントは?
朝原 今までは、スタートは遅れないにしても、10〜20mで置いていかれていました。いかにそこで引っ張れるか、を課題としています。なんとか、ギアがしっかり入っていけるようになりそうです。
 コーチがよく言うのは、スプリントはどこか1つがずば抜けていてもダメで、バランスよく、力が効率的に働くことが重要だという点です。
Q.走幅跳の方は?
朝原 走幅跳もチャレンジしたいんですが、練習は進んでいません。技術的な指導は受けていません。ジャンプ・トレーニングはしていますが、走幅跳のためのものではありません。
Q.伊東浩司選手が、今年前半はいませんが?
朝原 特に伊東さんということでなく、みんなでいい記録を出していくことで、盛り上がっていくと思います。末續君も調子いいようですし。
Q.世界選手権の4×100 mRではメダルも考えていますか。
朝原 メンバーもまだ決まったわけではありませんが、去年(シドニー五輪)、あの状態で6位だったわけですから、メダルを狙いに行ってもおかしくないレベルだと思います。