2001/4/11
春の異動シーズン
注目選手の所属はこうなった!!


 春季サーキットの出場予定選手が発表され、多くの選手の所属先が変更されていることが判明した。
 これまで市川良子はJAL・AC、市橋有里は住友VISA・ACと、選手個々に企業の支援を受けていた東京ランナーズ倶楽部だが、今春からは吉松久恵も含め3人全員が、三井住友VISAの登録となる。
 個々の選手登録では、例えば大きな大会のあとに休養期間を設けたいときに、スポンサー側への要求に応えられないことにもなりかねない。その点、スポンサーを1本化しておけば、倶楽部の誰かが活躍すれば大丈夫ということになる。
 その他の主な選手の登録変更(卒業→就職による変更を除く)は以下の通り。まずは休部措置となった三英社勢。
河村英昭→スズキ
●花岡麻帆→順大OBクラブ・office24
●海老原亘→順大OBクラブ
 他にも所属の変わった選手は多い。
●松延 修・日体大AC→宮澤グループ
●榊原英裕・東京陸協→静岡陸協
●米島健志・アスレコム→晃南土地
●藤田あゆみ・七十七銀行→東京陸協
●松島朋子・富山陸協→東海銀行
●花沢元・柴田高教→クレーマーせんだい
●碓井崇・茗友クラブ→クレーマーTC
●信岡沙希重・早稲田AC→ミズノ

 こう見ると、廃部・休部した長距離の実業団チームがいくつかあるとはいえ、トップクラスの異動に限れば、長距離以外の種目が多い。長距離チームは社会的にも大きく扱われるて世間の注目も集めるが、個人的な人生のドラマは、見えないところで数限りなく展開されている。そこでは、選手のみならずその恩師や関係者など、数多くの人間の尽力がなされているはずだ。