2001/4/8
ソウル国際女子駅伝
ロシアが7連覇、後半は4連続区間賞
日本は3度目の2位
2月の横浜国際女子駅伝で圧倒的な勝利を収めたロシア。「横浜、ソウルの国際大会を、力を発揮すべき重要な大会と位置づけている」と、記者会見でロシア役員がコメントしていたが、まさにその通りの力をソウルでも発揮してみせた。
2001ソウル国際女子駅伝競走大会(8日、蚕室オリンピックスタジアム発着42・195キロ)で、3区から先頭に立ったロシアが2時間17分37秒のタイムで大会7連覇を達成した。後半の4区間は区間賞を独占し、選手層の違いを見せつけた。日本チームは2時間20分48秒で3度目の2位。(スタート時の気象=晴れ、気温21・5度、湿度35%、東の風0・9メートル)
日本は、シドニー五輪代表の山口衛里、高橋千恵美に、近年成長著しい野口みずきの3人を、若手とともに起用。1区(6キロ)・野口がトップ中国から6秒差の2位の好位置でスタートした。2区(6キロ)・片淵恭子は1・6キロ地点で中国を抜き先頭へ立ち、今大会最長区間で各国エースが揃う3区(8キロ)・高橋千恵美はアップダウンの多いコースを力強い走りで先頭を譲らない。
しかし、4区(7キロ)の山口はスタートから1・7キロでロシア・アレクサンドロア、4キロ付近ではメキシコ・ロドリゲスに相次いで抜かれ3位に後退。ゴール後、山口は「トップでタスキをもらったのにトップでタスキを渡せなかった。武富豊監督(天満屋)は「良い時に比べるとまだ7割。本当の調子に戻るのはもう少し時間が必要」とコメントした。 5区(5キロ)・安田も先頭・ロシアから30秒だった差がさらに開く。6区(6キロ)・疋田みゆきは初めての日本代表だったが前を行くメキシコを3・6キロ地点でとらえ、一気に抜き去った。7区(4・195キロ)・森本久美子=天満屋=は2位を守ってフィニッシュ。
1 |
ロシア |
2時間17分37秒 |
2 |
日本 |
2時間20分48秒 |
3 |
メキシコ |
2時間21分51秒 |
4 |
ルーマニア |
2時間22分07秒 |
5 |
中国 |
2時間23分27秒 |
6 |
ウクライナ |
2時間26分08秒 |
7 |
韓国 |
2時間26分47秒 |
8 |
イギリス |
2時間28分18秒 |
9 |
オーストラリア |
2時間28分48秒 |
10 |
アメリカ |
2時間30分44秒 |
11 |
アルジェリア |
2時間31分37秒 |
12 |
ニュージーランド |
2時間33分18秒 |
13 |
カナダ |
2時間35分26秒 |
14 |
台湾 |
2時間40分35秒 |
15 |
世界選抜 |
2時間40分58秒 |
16 |
香港 |
2時間51分56秒 |
区間賞
第1区(6km) |
リ・メイファ |
(中国) |
19分04秒 |
第2区(6km) |
片淵恭子 |
(日本) |
19分37秒 |
第3区(8km) |
F・アドリアナ |
(メキシコ) |
26分31秒 |
第4区(7km) |
G・アレクサンドロア |
(ロシア) |
22分20秒 |
第5区(5km) |
E・ザトロージュナヤ |
(ロシア) |
15分47秒 |
第6区(6km) |
O・エゴロワ |
(ロシア) |
19分49秒 |
第7区(4・195km) |
E・ベウリキナ |
(ロシア) |
13分36秒 |