2001/3/28
1995世界選手権マラソン代表
倉林俊彰選手が松下通信コーチに
目立つ順大関係者の異動


 東日本実業団女子駅伝で2位と躍進著しい松下通信女子陸上部は28日、元YKK陸上部の倉林俊彰氏(34歳)のコーチ就任を発表した。倉林氏は埼玉の浦和実高出身。順大時代に箱根駅伝に4年連続出場し、4連覇を経験。YKK時代には1995年の世界陸上選手権(スウェーデン・イエテボリ)の男子マラソンに日本代表として出場(41位)した。シドニー・パラリンピックにはマラソンの伴走者として参加。
 このところ、駅伝の区間順位なども上向き、全盛時のスピードが戻りつつあった。

 順大関係者の異動が目立つ昨今。沢木啓祐氏が監督から総監督になり、日本陸連の強化委員長に就任。それに伴い、金子今朝秋氏が順大監督に、長距離ブロックの現場は、仲村明コーチが責任者に。仲村コーチは順大大学院にも進学するが、富士通社員の身分はそのままとのこと。仲村コーチは倉林選手の1年後輩。また、仲村コーチと順大、富士通を通して同期だった鈴木賢一(富士通。94年アジア大会マラソン代表)は、4月から郷里の栃木県で教員となる。
 もちろん、昨日紹介した山崎一彦(デサントTC)も、順大OBだ。

倉林俊彰のマラソン全成績
回数 大会 順位 記録 所属
1 1989 毎日 dnf 40km地点 (順大)
2 1990 別大 12 2.15.49. (NEC・HE)
3 1991 東京 22 2.21.26. (NEC・HE)
4 1993 埼玉 1 2.20.13. (YKK)
5 1993 ゴールドコースト 4 2.16.00. (YKK)
6 1994 毎日(広島) 6 2.12.33. (YKK)
7 1994 福岡 5 2.11.28. (YKK)
8 1995 世界選手権 41 2.28.57. (YKK)
9 1996 シドニー 6 2.16.51. (YKK)
10 1997 東京 23 2.22.55. (YKK)
11 1998 毎日 50 2.21.14. (YKK)
12 1998 北海道 6 2.16.54. (YKK)
13 1999 ボストン 22 2.22.38. (YKK)
14 1999 福岡 16 2.13.52. (YKK)
15 2000 北海道 2 2.17.20. (YKK)
16 2001 別大 15 2.15.39. (YKK)


倉林俊彰の箱根駅伝&全日本実業団駅伝全成績
大会 区間 区間順位 チーム順位 チーム
1986 箱根駅伝 4区 6 1 順大
1987 箱根駅伝 4区 3 1 順大
1988 箱根駅伝 5区 2 1 順大
1989 箱根駅伝 4区 1 1 順大
1990 全日本実業団駅伝 3区 7 7 日本電気HE
1991 全日本実業団駅伝 6区 4 5 日本電気HE
1992 全日本実業団駅伝 1区 24 9 日本電気HE
1993 全日本実業団駅伝 1区 16 18 YKK
1994 全日本実業団駅伝 1区 29 31 YKK
1995 全日本実業団駅伝 6区 24 35 YKK
1996 全日本実業団駅伝 6区 26 34 YKK
1997 全日本実業団駅伝 3区 14 28 YKK
1998 全日本実業団駅伝 1区 36 34 YKK
1999 全日本実業団駅伝 3区 27 27 YKK
2000 全日本実業団駅伝 7区 9 32 YKK
2001 全日本実業団駅伝 7区 11 20 YKK