2001/3/18
東亜マラソン 6秒差が3万ドルの差に
三木、南アの両ジョサイアに僅かに及ばす3位
2時間11分45秒
5回目のマラソンで8分台、9分台、10分台、11分台各1回

 東亜ソウル国際マラソンは18日、ジョサイア・ベンベ(南アフリカ)が2時間11分49秒で優勝した。アトランタ五輪金メダリストのジョサイア・チュグワネ(南アフリカ)が3秒遅れの2位で、3位には三木弘(旭化成)が2時間11分55秒で入った。
 同じアジアでも、東亜マラソンは日本と違い、明確に賞金制度を採用できる。賞金は以下のように公表されている。
1st US$ 50,000
2nd US$ 30,000
3rd US$ 20,000
4thUS$ 15,000
5thUS$ 10,000
6thUS$ 7,000
7thUS$ 5,000
8thUS$ 4,000
9thUS$ 3,000
10thUS$ 2,500
 レース内容は不詳だが、6秒というタイム差が3万ドルの差となって現れてしまう。

回数 年 月 日 大会名 順位 記  録
1 1998. 3. 1 びわ湖 4 2.10.01.=当時初マラソン日本歴代2位
1998. 9. 6 シドニー 6 2.19.27.
2 1999. 2.14 東京NY 2 2.08.05.=当時国内日本人最高
3 2000. 2.13 東京 6 2.09.30.=日本人2位でシドニー五輪代表入り逃す
4 2000. 9.10 ベルリン 19 2.20.34.
5 2001. 3.18 東亜 3 2.11.55.

 三木のマラソン全成績は以上の通り。合宿中に参加したシドニー・マラソンは、正式な出場回数にカウントしない方がいいだろう。5回のレースで2時間8分台、9分台、10分台、11分台が各1回というタイム分布。これは、そう簡単にできることではなく、三木がレースで安定した強さを発揮していることの証左に他ならない。

 韓国選手は誰が出ていたか不詳だが、東京マラソンで白承道(韓国)に1つ先着されていた。韓国での好走は、“韓国選手への苦手意識”を作らずに済んだかもしれない。もとから本人は、そんなことを気にしていなかったかもしれないが。