2001/2/10
ドラギラが4m66!!
屋外の世界記録を上回る、今季2度目の室内世界新


女子棒高跳4m60以上全パフォーマンス
1999年2月20日  4.60 E・ジョージ(豪)
 〃 8月21日  4.60  世界選手権(ここから以下は全てドラギラ)
2000年2月19日 4.61iA
 〃 3月3日 4.62i 全米室内選手権
 〃 5月13日 4.60
 〃 5月26日 4.62
 〃 5月27日 4.62
 〃 6月11日  4.70  ※非公認(砂浜での競技会)
 〃 7月23日 4.63 全米五輪トライアル
 〃 9月25日 4.60 シドニー五輪
2001年2月2日 4.63i
 〃 2月10日 4.66i

 2月9日、米アイダホ州ポカッテロで行われた室内競技会、アイダホ、モンタナ両州対抗戦でステーシー・ドラギラ(米国)が女子棒高跳で4m66の室内世界新記録をマークした。ドラギラは2日に、自己の記録を更新する4m63の室内世界新を作ったばかり。
 屋外の公認世界記録の4m63を上回ったわけだが、跳躍種目に限り、室内の世界記録が屋外のそれを上回ることは、それほど大事件ではない。現に、男子棒高跳も屋外の6m14に対し室内は6m15。いずれも先頃引退セレモニーを行なったセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)が持っている。
 男子走高跳も室内が上回っていた時期があった。どうやら、室内に組み立てられるボード(板)のピットの場合、その弾力を上手く利用できると有利に働くようだ。インドア・シーズンの場合、身体的なコンディションはピークであるはずがないのに跳躍で好記録が出るのは、そのためだ。これはここで初めて言うわけでもなんでもなく、よく言われていることである。
 ドラギラの屋外の非公認記録の4m70も、ビーチに室内で使われるボードをセッティングして行われたエキジビションだった。