2001/1/26
大阪国際女子マラソン特集
前々日(1/26)の記者会見の模様 

「日本人トップで」(小幡)
「2時間24分35秒くらいで走りたい」(渋井)


 千里阪急ホテルで行われた記者会見の主要日本人選手のコメントは以下の通り。
 渋井選手の言葉も不気味ですが、小幡選手の意気込みも力強さを感じます。
Q.このマラソンに向けての練習状況は?
 小幡佳代子(営団地下鉄) 10月のシカゴは結果が悪く、負担も少なかったので、それほど休まずに今回のマラソン練習に入りました。山口県の大島、奄美大島、宮崎、奄美と4回の合宿をこなしました。調子は悪くないです。日曜日にピークをもっていきたい。
 松岡理恵(天満屋) 宮崎、年末年始の大島と合宿し、あとは岡山で練習してきました。練習内容は北海道の前と同じで、距離走も3回です。全国都道府県対抗女子駅伝は全然よくありませんでしたが、いい感じではもってこれてます。
 渋井陽子(三井海上) 全日本実業団女子駅伝(12/10)のあと1カ月昆明で合宿し、帰国後は富津で24日まで合宿しました。内容は40kmを3本など。調子は走ってみないとわかりませんが、悪くないです。
Q.今回の目標とするタイムと順位は? また、この1年で目標とする大会などあれば?
小幡 タイムは意識していません。今年は世界選手権に出場するだけでなく、そこで勝負がしたいので、そのためにも日本人トップで帰ってきたいと思います。
松岡 タイムをあんまり考えすぎると走れなくなるので、無心でいきたいと思います。
渋井 優勝を目指しています。記録的には2時間24分35秒くらいで走りたい。いいイメージで終わりたい。
Q.昨年は寒かったのですが、どんな気象条件を希望しますか?
小幡 去年は最後で寒くなって身体も硬くなってしまいました。昨年よりは暖かくなることと、雨が降らないことを願っています。
松岡 寒くても、(8月の)北海道のときの暑さよりはいいとは思いますが、間接を冷やさないようにしたいと思います。
渋井 雨でも晴れても、風が吹いても吹かなくても大丈夫です。晴れたら、水をしっかり摂りたいと思います。
Q.小幡さんは練習内容で加えたり変えた部分はありますか?
小幡 宮崎ハーフマラソン(1月6日)で自己新が出ましたが、それまでの練習はそんなにできていなかったので、自己新が出ると思えず、たまたま吹っ切れてハーフマラソンが走れたという感じです。
Q.松岡さんは北海道の前はワクワクしたところがあると言われていましたが、今回は?
松岡 大阪は目標にしていたレースですから、違った意味でワクワクしています。北海道は「こんなはずではない」という結果でした。マラソンの厳しさがわかりました。
Q.渋井さんは初めてマラソン練習をやってみて、どうでしたか?
渋井 40km走とか、トラックほどスピードを上げず、とにかく我慢、我慢という感じでした。自分ではきついと感じなかったけど、体調を崩しましたから、実際、きつかったのかもしれません。40kmの一番いいタイムは富津(昆明に出発前)でやったときの2時間23分33秒です。
Q.作戦をお聞きしたいのですが、もしも最初の5kmが遅かったらどうしますか。
小幡 5kmでは飛び出さないと思いいます。
松岡 5kmだったらとりあえず、そのまま様子を見ます。
渋井 わかりません。
Q.渋井さんは12月の全日本実業団女子駅伝のとき、目標は2時間25分59秒と言っていましたが、土佐さんの記録(名古屋で2時間24分36秒)を…?
渋井 はい(笑い)。土佐先輩の記録を1秒上回りたいです。

なお、招待選手のうち麓みどり、(デオデオ)、堀江知佳(積水化学)、寺崎史記(デオデオ)、赤木純子(積水化学)の4選手の欠場が発表された。