2001/1/9
千葉が引退撤回会見
千葉真子は昨年11月に旭化成から引退、退職(1月15日付け)が発表されていたが、この日、京都市内のホテルで会見し、現役引退を撤回した上で、今後については「続けるかじっくり検討したい」と述べた。
旭化成は休職中で、約1カ月間、米国ボルダーで練習し、6日に帰国した。千葉は入社1年目の95年後半からから急成長し、96年アトランタ五輪1万m5位、97年世界選手権1万mではトラック種目日本選手初のメダル獲得となる3位。マラソン転向を目指したが、故障続きで一昨年11月の東京国際女子マラソン以来、大きなレースには出場していなかった。
引退撤回を千葉は「(旭化成では)満足できる結果を出せたが、体が続かず、退社しようと思った。(引退発表については)会社への説明がちょっと足りなかった」と釈明した。
同選手は昨年7月の休職後、母校の立命館宇治高(京都)で練習。同女子駅伝で京都チーム監督を務める同校の荻野由信監督から誘われ「高校生の走っている姿を見ていて、やはり走るのって楽しいのかな。間に合うなら出てみたいと思った」という。