2004/6/28 プラハGPU
室伏は3回目以降、連続81m台
朝原は10秒40のタイムに納得できず


室伏の試技
F−79m08−81m61−81m92−81m23−81m42
 2位 79m59 Krisztian PARS (HUN)
 3位 78m80 Olli-Pekka KARJALAINEN (FIN)


室伏との一問一答
室伏 全体的によかった。今回参加したのは他の選手たちの様子を見ることと、何か得るものがあればということ。それが課題でしたが焦らずに試合を運べたのがよかったです。
Q.得るものとは?
室伏 あまり硬くならずにやることが大事だと思います。
Q.記録的にはどう思いますか。
室伏 いくらでも投げられたら嬉しいですが、今日の課題ということで取り組んだ。
Q.オリンピックに向けては順調?
室伏 そうですね。順調です。
Q.あと2カ月ですが。
室伏 強化練習を入れ、調整してオリンピックを迎えたい。
Q.昨年、記録を出したプラハについては?
室伏 大変に歓迎してもらえた。コンディション的にも温かく、そういう状況でオリンピック前最後の国際試合をすることができてよかった。

朝原の予選・決勝
予選1組(+0.2)2位 10秒35
決勝(±0)3位    10秒40
 1位 10秒22 Vincent DE LIMA (BRA)
 2位 10秒22 Joshua JOHNSON (USA)


朝原コメント
「タイムが悪いですね。これ多分、時計が間違っていますよ。40なわけはないですよ。予選があの走りで10秒3台で、決勝はそれよりも絶対にいい走りでした。0.1秒は良くなっていたはずです。自分の感覚と実際のタイムの誤差は、けっこう大事だと思うんです。走り終わって10秒2台前半かなと思ったんです。±0で。ここまで違っていたのは初めてですね。
(フライングは)気が抜けて、ポンと出てしまいました。取られなかったら儲けもんというかんじで。(2回目の)スタートは良くなくて、遅れてしまいましたが、後半は冷静に持ち直せました。予選は後半がガタガタした感じだったんですけど。2レーンの選手(ファスバ・ナイジェリア)を70mくらいで抜いたのはわかりましたが、優勝した選手(6レーンのDe Lima・ブラジル)は、4レーンのジョンソン(米)が大きくて、全然わかりませんでした。
(各選手の持ちタイムから)悪くても2位に入ろうと思っていました。ブラジル選手に負けたのが悔しいですね。そんなに強いというイメージはないのですが、室内でも1回負けています。つねに4×100 mRメンバーに入っている選手。そういった意味でも、負けちゃダメなんですけどね。
 動けている感じはありますし、空回りや後半のバタバタもありません。ずっと練習を継続してやっていたので、見えない疲れがあったのかもしれません。それと時差の関係が。予選で重さも感じたのは事実です。動きができてもたまに出(出力)が少なくて、タイムが出ないこともあります。(拠点のある)オランダに戻ってレース前日にローマ入り、ローザンヌも同じパターンです。今日のことは忘れて残りの2試合に臨みます」


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