直前コメント集
「10秒以内で次につなぎたい」(1区・山口)
「プレッシャーのかかる舞台で100%の力を」
(2区・岩水)
「苦しいレースになると思いますが、全てを出し切りたい」
(3区・三代)
「自分が走ったコースの中でもきつさは、歴代3番以内」
(5区・油谷)

男子1区・山口洋司(NEC)
「10秒以内で次につないでいければと思っています。強豪選手たちも、雨が降ったり寒かったりすれば、完璧な走りができるとは限りません。最後まであきらめず、粘って自分の力を発揮し、みんなも力を発揮すれば、それなりの結果が出ると思っています
 1区と聞いたときは(中盤の区間を希望していたので)“あれっ”と思いましたが、一番適性がある区間。いい流れを作れればと思っています。
 自分から仕掛けることはないと思いますが、死んでもそれほど離されない、という距離が来たら、自分から仕掛けていきたい。それが5kmとかからチャレンジできれば…」

男子2区・岩水嘉孝(トヨタ自動車)
「アジア大会が終わってから、ロードに向けてやり始めました。1万mの記録会などに出る予定はありませんし、こういった日本の代表としてプレッシャーのかかる舞台舞台で、力を発揮できる選手になりたいと思っています。
 駅伝は1人がダメだったらダメになります。ケニアもエチオピアも、環境が変わったら何が起こるかわかりません。そういうところで、自分が100 %で行ければ、何かが起こるかもしれない。頑張りたいですね。
 去年も出ている大会ですが、違いは実業団の代表という点。去年は学生の代表というイメージが強かったと思います。今年は実業団として認められて選ばれたと思っているので、その自覚を持って臨みたい。
 (同じトヨタ自動車の)サイモン(マイナ)が“2区を走れ”と言ってくれています。彼も2区を走る予定で、勝負を挑んできてくれています。同じレースで勝負をする機会はめったにないので、挑戦者の気持ちで頑張りたい」
※ケニア・チームのオーダーが変更されたとの情報あり

男子3区・三代直樹(富士通)
「明日は、相手を気にしないで行きたいと思います。調子がイマイチっぽい……保険をかけているようでイヤなんですが、東日本実業団駅伝のあと40km走とかやって、疲れが抜け切れていないようです。調子が良かったら、相手との差がこうなったらどうするとか、考えるんですけど。今回は全力を尽くすだけです。
 さきほど監督にも“調子でなく、気持ちで走れ”と言われました。苦しいレースになると思いますが、出場するからには代表として、全てを出し切ってタスキをリレーしたいと思います。
 これまで、同じように調子が悪くて走れたのは、別大で途中棄権(99年)した2週間後の千葉国際クロスカントリーで経験したことがあります」

5区・油谷 繁(中国電力)
「5区は去年、坐骨神経痛が悪化したコース。今回も下見でジョッグしましたが、何回見てもきついコースです。自分が走ったコースの中でもきつさは、歴代3番以内に入ります。きついですけど、行けと言われれば行くし、選んでもらったからには期待に応えないと。
 去年は予想外の5位でタスキをもらい、トップとかなり離れていました。頑張っても3位かと思っていたら2位にまで行けた。あそこまで行ったら優勝したかったですね。
 今回の(日本の実業団在籍選手による)ケニアは、下手にケニアから連れてくるよりも、よっぽど強いと思います。手強いです。エチオピアはもっと厳しい相手。持ちタイムを見たら、どうやって勝負しろ、というくらい。
 でも、区間賞狙いで行きますよ。ここで取ったらちょっと自慢になりますし、ニューイヤー駅伝でも要注意と思わせることができます」


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