佐藤敦之の誓い
2年連続“○○○”の区間賞を

「“あぶらや”が走った区間は今年も“あぶらや”。“あつし”が走った区間は今年も“あつし”」
 佐藤敦之(中国電力)に国際千葉駅伝用に何か面白い話を、と依頼したところ、しばらくたってから考えてきてくれたのが、上記コメントだ。アンカーの5区は会社の先輩・油谷繁が2年連続を走る。4区は前回、藤田敦史(富士通)が区間賞の好走。今年は佐藤で、名前が同じ“あつし”というわけである。佐藤にとって藤田は高校・大学こそ違うが、同じ福島県の先輩である。早大3年時には、藤田の持つマラソン学生最高記録を更新した。
「現在の状態はまずまずです。スピード練習と長い距離の練習を交互にやっているので、長い距離をと言われれば行けますし、短い距離でも行けます。区間賞は絶対に取りたいです。でないと“あつし”つながりにならなくなってしまいます」
 アジア大会の1万mで6位と不本意な結果に終わった。
「このレースで快走して、日の丸を付けたときには走れるイメージを持ちたいですね。タイム的にも、去年の藤田さんのタイムが最低限の目標です」
 昨年の藤田のタイムは14分01秒。上りがそれほどあるわけではない。月末の記録会では1万m27分台を狙う計画もある。藤田のタイムを上回るのは、現実的な目標なのである。


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